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伝染性紅斑・でんせんせいこうはん(りんご病)

  • #小児科
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【症 状】

顔、特にほほに赤い発疹(ほっしん)が出ます。
りんごのように真っ赤になるため、りんご病とも言われます。
発疹以外の全身症状は、あまり見られませんが、時には軽い発熱、かぜ様の症状、関節炎などを伴います。
少し遅れて、両手、両足の伸側に同様の網目状の発疹が見られ、4〜5日で消失します。
時に症状が再燃することがあります。大人や年長児がかかると症状が重くなり、特に、膝や手首の関節の腫れや痛みが目立ちます。

 

【潜伏期間】

10日前後

 

【原 因】

バルボウィルスB型が原因であるとわかりました。

 

【好発年齢】

5才〜12才前後。
学校、幼稚園、保育園など集団生活の場で流行します。
看護士、保育士、母親など子供と接する機会の多い、若い女性に感染する事があります。

 

【登校・登園について】

現在、厳密な登校停止は行われていませんが、他の子供達や、特に妊婦への接触は避けて下さい。

 

【予 後】

妊婦以外は、特に問題はなく、大きな合併症もみられません。

 

【妊婦について】

妊婦中に伝染性紅斑に感染すると、胎盤をとおして、胎児に感染し、胎児水腫を引き起こし、胎児の死亡、流産の原因になることがあります。
現在、特に予防法がない為、妊婦の方は、伝染性紅斑にかからないよう注意が必要です。