インフルエンザ

【インフルエンザと普通の風邪との違い】

毎年流行するインフルエンザと普通の風邪とはどのように違うのでしょうか?

   普通の風邪   インフルエンザ  
 発 病  ゆっくり 急激
最初の症状 くしゃみ
鼻水咳などの症状
発熱・腰痛・筋肉痛
頭痛関節痛などの全身症状
発 熱 軽度 持続も少ない 急激で高熱 持続も長い
合併症 少ない 肺炎、時に脳炎や筋肉痛
だるさ・悪寒 少ない 強い
 流行のシーズン  冬だけとは限らない 12月〜2月

 

 

【インフルエンザウィルスの種類】

インフルエンザウイルスは、大きくA型とB型に分けられます。

症状はあまり変わりませんが、乳幼児や老人がかかると肺炎を併発するなど重症化するおそれがあります。
それぞれに以下のような特徴が挙げられます。

A 型
肺炎、気管支炎を併発しやすい。(老人は特に注意)劇症化しやすい。流行の初期に多い。

B 型
肺炎、気管支炎を併発しやすい。小児では筋肉炎を起こし、歩行障害を起こすことがある。流行の後半に多い。

 

【検 査】

インフルエンザ感染の有無が、迅速(数分程度)に分かるようになりました。
※検査はあくまでも補助診断で、発熱直後にはインフルエンザであっても反応が陽性にはなりません。
少なくとも、38℃近くの発熱が半日以上続く場合、検査を行うことがありますので、受診して下さい。

 

【予 防】

  • 帰宅後、石鹸で手を洗いうがいをする。
  • 睡眠を十分にとる。
  • タンパク質、ビタミンCをしっかり摂り、栄養の偏りを防ぐ。
  • ワクチンで予防する。

 

【インフルエンザ】

ワクチン接種により70%の人に予防効果または症状軽減効果があると言われています。
また、ワクチンの効果が現れるには2〜4週間かかりますので、流行前の11月から12月前半までに接種を済ませましょう。

 

【次の方々にワクチン接種をお勧めします】

高齢者、乳幼児、肺に病気のある方、心臓病・糖尿病の方、受験生

 

【回 数】

  • 13歳以上  1回接種
  • 12歳以下  2週間以上間隔をあけて2回接種

 

【治 療】

安静、水分・栄養補給を心がける。

 

【薬物治療】

① 鎮痛・解熱剤、消炎剤、抗ヒスタミン剤、咳止めなどを症状に合わせて服用する。
② A型・B型インフルエンザウイルスに対して抗ウイルス剤の投与。

発症後48時間以内使用で効果が期待できます。
(1才以下の乳児では、まだ十分な治療法として確立していません。) 

咳を伴う発熱が5日以上続く場合は、細菌性気管支炎や肺炎の合併も考えられますので必ず受診して下さい。
意識レベルが下がっているときは、救急受診が必要です。

 

【小児のインフルエンザ脳症について】

5歳以下の小児で急激に意識障害を起こし、死亡または重度の後遺症を残す例が年間100例程度見られます。発症の原因も不明で、発症の予測・治療が困難な病気です。

 

【妊婦のインフルエンザについて(日本産科婦人科学会)】

妊婦のインフルエンザワクチンは、胎児への影響はなく、接種が推奨されています。抗ウイルス薬についても、内服薬、外用薬ともに、妊娠予後に悪影響はなく、積極的治療を推奨しています。

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