スギ花粉症の新たな治療法(舌下免疫療法について)

スギ花粉症の新たな治療法(舌下投与によるアレルゲン免疫療法:シダトレン)が、保険適応になりました。

アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となるアレルゲン(スギ)を少量ずつ摂取し体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療です。滅感作療法とも呼ばれ、昔からある治療法です。今までは週1~2回診療所で受ける皮下注射による治療法が主体でした。
今回承認された舌下免疫療法は、痛みもなく自宅で服用が可能です。治療開始時期は、スギ花粉の非流行期です。今季の新規開始は5月より行っております。

 

 【スギ花粉症】

スギ花粉によるアレルギー疾患で、くしゃみ・鼻水などのアレルギー性鼻炎と、目のかゆみ・充血などのアレルギー性結膜炎が主な症状です。症状が強くなると、のどのかゆみ、咳、鼻づまりによる頭痛、鼻やのどの炎症反応による微熱やだるさなどの症状を伴う事があります。

スギ花粉の時期は1月末~4月頃まで、3月に症状のピークを迎えます。

 

 【適 応】

  • 12才以上
  • 血液検査などによるスギ花粉症の診断のついた方
  • 花粉症はスギ以外にもいくつも原因があります(ヒノキ、イネ科、ブタクサなど)。他の原因については効果を期待できません。

≪全員に効果が期待できるわけではありません≫ 


投与しない事が望ましい方(安全性が確立されていない方)

  • 65才以上の方
  • 妊娠中、授乳中の方



 【治療法】

  • 1日1回舌下に滴下(初回投与は医院にて実施)
  • 増量期2週を経て、維持期(ともに1日1回2分間、口腔内に保持した後、飲み込む)

流行期に他の内服、外用などの対症療法との併用も可能です。ご相談下さい。 

 

 

 【治療開始時期および治療期間】

  • 花粉症の時期を避けて開始(開始時期6月から12月)
  • 最低2年、毎日舌下に滴下

 

 

 【副作用】

  • 口内炎1.9%、口腔内そう痒感1.9%、重大な副作用として アナフィラキシーが現れる可能性がある


【アナフィラキシーとは】

多くは投与30分以内に皮膚の発赤・じんま疹・腹痛・嘔吐・呼吸困難・喘鳴・意識障害などの症状。時に命にかかわる事があります。

初回投与は医院にて行い、実施後30分間の経過観察が必要です。
治療をご希望の方は、事前に説明を行います。原みさ子の外来日の診療終了30分前までにお越し下さい。


舌下免疫療法のおすすめのサイトはコチラ(アレルゲン免疫療法ナビ)から

●トップへ戻る      ●ホーム